べしょべしょに泣いた。
100%コメディ作品だと思い込んで挑んだせいもある。
予告見て「ヒュー・ジャックマン死んじゃうのかよ!」って笑ってたのに。
そうだよ、ヒュー・ジャックマンが死んじゃうんだよ。
少し変わり者だけど優しく善良な羊飼いが殺されてしまう。
リリーが動かないジョージの手に顔を寄せる場面が切ない。
もう撫でてもらえない。名前も呼んででもらえない。
羊は悲しくて涙を流すことないから代わりに私が泣いた。
物語の中だけだと思っていた人間の死はか弱い羊たちには耐えられない。
お得意の「1、2、3!」で忘れてジョージの死をなかったことにしようとする。
忘れるなんて許さない
そう簡単に忘れさせてたまるか
俺の大事なひつじ飼いを
吹き替え版セバスチャンの台詞。
しびれる。≪俺の大事なひつじ飼い≫。
千葉さんの声がかっこいい。
これをきっかけにリリーたちが犯人探しを始めます。
全て記憶しているモップルはどんな気持ちでいたのだろう。
「思い出させないでね」みたいなこと言われてたよね。
痛みをたった一人で背負ってみんなを守ってくれていた。
ジョージが言う通り本当に我慢強い。
雄ひつじたちに感情がぐわんぐわん揺すぶられる。
冬っ子ちゃんもかわいいねぇ。
冬に生まれただけでのけ者扱い。
丙午年生まれの女性の云われのようなものなのかな。
名前をもらい、群れの一員になれて良かった。
この子も賢く勇気がある。
みんなの羊飼い・ジョージのことを穏やかに話し合う日が来る。
失ったさびしさを分かち合って愛し愛された日々に癒される。
『人は二度死ぬ』ってよく聞くし、新しく仲間になった羊たちにもジョージはこういう人間だったって教えてあげてね。
全体的に悲しさはあるけど、やはりコメディなんだな。
羊たちのやり取りがおもしろい。
初めて道路を渡るシーン見ましたか⁉
わかりやすく顔に表情出てるのに羊がリアルで違和感ない。
いい塩梅だ。
想像以上にミステリーものでもあった。
出てくる人間どいつもこいつも怪しい。
羊たちからヒントをもらうことで頼りなかったデリー巡査がめきめき事件解決へ頭を働かせていく様子も楽しかった。
ヒュー・ジャックマンが死んでしまうのは序盤だけど回想がちょくちょく入る。
ほんの数秒しかないセバスチャンを担ぐシーンが印象的。
キリストはよく絵画や像で羊を担いでるけど流石にセバスチャンサイズはあまりないのではないか。
殺される場面でもただではやられない力強さを見せてくれた。
ヒュー・ジャックマンを起用する意義を感じる。
宗教的な要素がもりもりあるんだろうなぁ。
羊の群れを人間社会の縮図として描いてると思うけど説教臭さを感じない。
きっとこの映画は何もかもバランスがいいんだ。
映画とは関係ないけど思い出した曲。
ゆず / 3カウント